プロアクティブプラスといえば13年連続日本1位に輝いた有名なニキビケア商品ですが、ニキビへの効果というのはよく聞くけれどニキビ跡に対してはどうなのかあまり情報がありません。
しかしニキビに悩んでいる方の多くはニキビ跡にも悩んでいますよね。ニキビ跡にもいろいろと種類がありますが、軽度のニキビ跡である「赤みが残る」といった症状や「色素沈着」、そして重度のニキビ跡である「クレーター」に悩んでいる人まで様々な人がいるはずです。
そこで今回はプロアクティブを使い始めて9年になる管理人が自身の体験もと、独学で勉強した知識も交えつつ「プロアクティブプラスはニキビ跡に効果があるのか」ということをお伝えできればと思います。
プロアクティブプラスはニキビ跡にも有効に作用します（体験談）
私はあまり回りくどい説明は苦手なので先に言ってしまいますが私の経験上、少なくとも「赤み」や「色素沈着」のニキビ跡にはプロアクティブプラスは有効です。※ただしクレーターになってしまったニキビ跡は現在どんなケア商品を使っても改善が難しいとされていますので、多少の改善効果はあれど完治はプロアクティブでも難しいと思われます。
これは実体験上の話と、成分的な話と両方から考えて効果があると考えています。実際に私は当時、ニキビだけでなく、過去にできていたニキビによる赤みや色素沈着にも悩まされていました。このニキビ跡は、表面的にニキビがなくなっても消えなかったため私にとっては非常に困った問題でした。
しかしプロアクティブを使用するようになって、その赤みや色素沈着も徐々に徐々になくなっていきました。当時はまだ成分の事やニキビの事について何も知らなかったので、ニキビ跡が無くなっていった理由も分かりませんでしたが、いろいろと勉強する中で「なぜプロアクティブを使ったらニキビ跡がなくなった」のかについても自分なりの答えが導きだせました。
この記事では、私の実体験と様々な書籍から学んだ知識をもとにプロアクティブプラスのニキビ跡への有効性がいかがなものかお伝えできればと思います。
2つの成分がニキビ跡にアプローチ
プロアクティブプラスの製品に含まれる成分をよく見てみると2つの成分がニキビ跡にアプローチしているという事が分かりました。
サリチル酸で古くなった角質を除去してターンオーバーを促進
まず1つめの成分がサリチル酸と呼ばれる成分です。この成分はプロアクティブプラスの3ステップセットの3つの商品すべてに含まれている成分で、古い角質を溶かして柔らかくする作用があります。
ニキビ跡の治療の１つにピーリングと呼ばれる方法がありますが、ピーリングというのがまさにこの古い角質を除去するというものになります。
ですので、プロアクテブプラスでは、サリチル酸の効果でそのピーリング的な効果を肌にもたらしています。このピーリングによって肌の表面にある古い角質を溶かしていくので、肌のターンオーバーと呼ばれる肌の生まれ変わりを促進し、ニキビ跡になっていない新しい肌が生まれてくるのを促進します。
なので、新しい肌を生み出す事によってニキビ跡になっている肌を追い出すというイメージに似ているかと思います。これがプロアクティブプラスの持つ成分の1つです。
ただこのピーリングというのは文字通り肌をピール（剥く）するので、肌に負担がかかるものとなります。私もかつてピーリング石鹸やピーリングジェルなどを使った事もありますが、刺激が強すぎるのかそれによって上手く改善する事はできませんでした。
しかしプロアクティブプラスのピーリング効果はあくまでも「ニキビの改善を目指したもの」なので、ピーリング石鹸など「ピーリングをする事」を目的にした製品に比べて、肌トータルの事が考えられて設計されています。
そのため保湿成分なども含まれ、肌にダメージを与えすぎる事なく適度に肌のピーリングをする事ができるのでオススメです。
ビタミンC誘導体がニキビ跡にアプローチ
もう1つがスキンブライトニングハイドレーターに含まれるビタミンC誘導体という成分です。ビタミンC誘導体というのはビタミンCを肌からでも吸収しやすいように人工的に改良を加えられた成分です。（なんだか人工的というと怖いですが、様々な化粧品や美容液にも使われている、優秀な成分です！）
このビタミンC誘導体には様々な効果があります。例えばメラニンの生成を抑制したり抗酸化作用（肌の老化などを防ぐ）があったり皮脂の分泌を抑えてくれる、コラーゲンの生成を促すなどの効果があります。
これらの作用によって、肌は次々と新しくなっていくためニキビ跡もどんどん薄くなっていくと考えられます。
また、上に挙げたような効果の他に、ビタミンC誘導体にはメラニン還元作用があります。メラニンというのは、紫外線などの刺激によって肌の内部で生成されそれが化学反応を起こして酸化し黒くなっていきます。
メラニン還元作用というのは、この色が変わってしまった色素を元に戻す役割の事です。そのため、シミやくすみなどの改善につながり、顔の美白に効果があるとされています。
サリチル酸とビタミンC誘導体の効果によってニキビ跡は改善されるはずです。実際に、私は今でもたまにできてしまったニキビが色素沈着してしまう事があるのですが、プロアクティブを使っていると知らない間に消えています。
ニキビ跡！青春の跡！
弟はプロアクティブで解決してたよ( ‘ω’)— ( ˘꒳˘)ぱる(˘꒳˘ ) (@palfal001) 2017年8月8日
プロアクティブまじで効いたぞ…友達がニキビとニキビ跡やばくてみてられなかったけどビフォーアフターヤバすぎる
— ざらめ@モコの姉 (@mokomoko0321_) 2016年9月26日
プロアクティブを使用する際は使い方に注意が必要
私はたしかにニキビ跡に効果があったのですが、いろいろなところで情報収集をしているとプロアクティブでは効果がなかっただとか、逆にニキビが増えてしまったなんて声も見かけるかもしれません。
実はそういった口コミというのは、おそらく嘘ではないし実際にプロアクティブを使って効果がなかった方や逆にニキビが増えてしまった方もいるだろうなと思っています。
なぜならプロアクティブはニキビやニキビ跡を解消してくれるだけの強い効果を持つ代わりに肌に対してもある程度の負荷をかけてしまう製品だからです。
どういう事かというと、プロアクティブプラスにはニキビやニキビ跡を治すためにサリチル酸をはじめ様々な有効成分が豊富に含まれています。
ただしそれらの成分はニキビの原因やニキビ跡に有効である一方で、肌に必要な常在菌まで殺菌してしまったりピーリングなどによって肌に負荷をかけたりもしているのです。
だからこそ、そんなプロアクティブで一生懸命ニキビと戦っている肌に対して何のケアもしてあげなければ、ただただ肌が弱り、弱った肌はニキビが増えたりニキビ跡を改善するほどのパワーが無くなってしまったりするのです。
そのためプロアクティブの効果を最大限に発揮してニキビやニキビ跡を改善したいのであれば、使用方法に注意して肌をいたわりながら使っていく必要があります。
使用方法に関しては敏感肌の人のためのプロアクティブプラスの使い方【保存版】という記事を参考にしてみてください。私がプロアクティブを使ってニキビとニキビ跡を改善した使用方法について記載しています。
逆に言えば、いろいろなところで散見されるプロアクティブに対する賛否両論は、こういった事をわかっていない方が特に何のケアもせずプロアクティブだけに頼り切って使ってしまった結果だとも言う事ができます。その辺りの事はプロアクティブ＋の口コミ評判が悪いのは理由があった！？知っておきたい正しい知識という記事に記載していますのでこちらも参考にしてみてください。
まとめ
今回は、プロアクティブプラスがニキビ跡にも効くのか？という事を実体験をもとに伝えさせていただきました。
ここでは実体験に加えて科学的な面からどの成分がニキビ跡に作用しているというお話をしましたが、実際のところ特定の何かがあるからニキビ跡がなくなるのではなく、プロアクティブを使って総合的にニキビケアをする事によって肌が生まれ変わり、肌本来の力を取り戻し、それによって古い角質層にできていたニキビ跡がどんどん薄くなっていったのではないかと考えています。
逆に言えば、ニキビ跡に効くと謳っている単品商品の場合わたしの経験上はあまり効いた記憶がありません。なぜなら、ニキビ跡になった肌を再生する事がもっともニキビ跡には有効だと考えるからです。
総合的なケアができる商品を一度試してみてはいかがでしょうか。
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