長年悩んでいるニキビ、、、何事も何かを解決するときには原因を知っておく事が必要です。ニキビの原因って知ってますか?
この記事ではニキビ予防の基本となる「ニキビの原因」を理解していただきつつ、どんな事にプロアクティブ+が効果的なのか、そしてなぜプロアクティブが長年日本におけるナンバー1ニキビケアとなっているのか考えていければと思います。
ニキビができる原因は2ステップ
原因は①皮脂などが毛穴に詰まり、それによって②アクネ菌などの常在菌が異常に増えて炎症を起こすため
意外と知らない人も多いのですが、ニキビの原因は細かく分けると2ステップに分けられます。1つ目のステップが皮脂が分泌され、それが毛穴に詰まってしまう事です(ここではまだニキビになっていません)。
そして2つ目のステップは皮脂が毛穴に詰まってしまった事によってアクネ菌などが繁殖して炎症を起こしてしまう事です(炎症を起こした状態がニキビです)。
毛穴に皮脂が詰まるとはこんな状態のことですね。
逆に言うとこれら2ステップのうちいずれかを防ぐ事ができればニキビは防げるのですが、毛穴に皮脂が詰まってしまうと、もう炎症は止められないので後は炎症を鎮めるという事になります。
なのでニキビへの対処法としては原因となる「毛穴に皮脂が詰まる」という事を防ぐか「炎症を抑える」の2つという事になります。
なぜ皮脂が毛穴に詰まるのか
皮脂が毛穴に詰まるのは「乾燥」「皮脂の過剰分泌」や「角化異常」が原因
皮脂が毛穴に詰まるのには大きく分けて3つの要因があります。1つが肌の乾燥。2つめが皮脂の過剰分泌で、もう1つが角化異常です。
肌の乾燥
肌の乾燥は皮脂の通り道を塞ぎ、毛穴の詰まりを引き起こす
ニキビの原因は毛穴に皮脂がつまる事ですが、それを引きおこす1つの要因として肌の乾燥があります。よく多くの方はニキビの原因は皮脂の過剰分泌によるものだと勘違いしていますが、実はこの「乾燥」というのが一番の原因だったりします。
なぜなら乾燥した肌というのは、「皮脂が詰まりやすい環境になっているから」なのです。
どういう事かというと、通常「乾燥していない」健康な肌の場合、毛穴というのはツルツルのトンネルのようになっています。
しかし肌が乾燥すると、皮脂の通り道は乾燥でガサガサになってしまいます。
するとガサガサになった皮脂の通り道には、徐々に徐々に分泌された皮脂がちょっとずつこびりつくようになってきます。そうするとこびりついた皮脂によって皮脂の通り道が塞がり、ついには皮脂が詰まるという状態になってしまうのです。
これはマヨネーズなどの容器を想像していただけると非常にわかりやすいのですが、マヨネーズの容器って最初は綺麗ですが、使っているうちに出口にマヨネーズが固まってきて出にくくなってくると思います。
乾燥した肌というのはまさにこれと同じ状態になっているので、徐々に徐々に出口が皮脂で塞がりはじめ、ついには皮脂で毛穴が詰まってしまうという状態になるのです。
皮脂の過剰分泌
皮脂の過剰分泌はホルモンバランスの崩れや食生活の乱れが原因
皮脂の過剰分泌はその名の通りで、皮脂が過剰に出てしまったがために毛穴から排出しきれずに余分な皮脂が毛穴に詰まってしまうという状況です。
皮脂の過剰分泌は原因としてはホルモンバランスの崩れや食生活の乱れによって起こります。次の項目でご説明しますが、思春期ニキビはこれが原因の場合が多いです。思春期は第二次性徴の時期にあたるのでホルモンバランスが崩れやすいのです。
角化異常
角化異常とは肌のトラブルによって皮膚の一番外側にある角質が厚くなってしまう(過角化)が起きてしまう事
角化異常というのは、肌を常に外部刺激から守ってくれているバリア機能の低下や肌の生まれ変わりであるターンオーバーの乱れによって「過角化」が起きてしまう事です。
過角化というのは肌の一番外側にある角質という皮みたいなものが厚くなってしまう現象です。
過角化になってしまう原因は2つあり、1つは肌のバリア機能の低下です。ヒトの肌はもともと外部からの刺激や菌を守るために天然のバリア機能が備わっています。(先ほど皮脂のところでご説明した、弱酸性によるバリアやセラミドなどの細胞間脂質などが挙げられます)
しかしこれが肌の乾燥や生活習慣の乱れによって上手く働かなくなってしまうと、肌は本能的に角質を厚くして外部からの刺激を守ろうとします。その結果として過角化(角質があつくなってしまう現象)が起きてしまうのです。
もう1つはターンオーバーのみだれです。肌は通常1ヶ月くらいの周期で下からどんどんどんどん新しい細胞が出てきて古い細胞(角質にあたります)は自然に剥がれていくようにできています。しかしこのターンオーバーが乱れてくると古い角質が自然に剥がれず厚くなっていきます。それによって過角化が起きてしまうのです。
思春期ニキビと大人ニキビの違い
ではよく聞く思春期ニキビと大人ニキビの違いって何なのでしょうか?実はニキビができる原因自体は思春期ニキビであっても大人ニキビであっても違いはありません。どちらも肌の乾燥、皮脂の過剰分泌や角化異常による毛穴の詰まりからの炎症です。
異なるのは思春期ニキビでは皮脂分泌が原因である傾向が強く、大人ニキビでは角化異常が原因である事が多いという傾向の違いです。そして「肌の乾燥」という事に関しては大人も子供も関係なく、共通してみられるニキビの原因です。
思春期ニキビ
思春期ニキビの主な原因は皮脂の過剰分泌
思春期は第二次性徴の時期にあたりホルモンバランスが急激に変化するためそれに伴い皮脂の分泌が活発になり、結果として皮脂が過剰となり毛穴を詰まらせニキビが引き起こされます。
そのため思春期ニキビではTゾーンと呼ばれるところなど「皮脂が出やすいところ」にニキビができる事が多くあります。
つまり思春期ニキビというのは主に過剰な皮脂分泌により皮脂が出すぎてしまったためにできるニキビと考える事ができます。
大人ニキビ
大人ニキビの原因はホルモンバランスの乱れやターンオーバーの乱れによる角化異常が主な原因
反対に大人ニキビというのはもう少し複雑で、様々な要因によってホルモンバランスが崩れる事によって皮脂が過剰に分泌される事や肌のターンオーバー(肌の生まれ変わりの事です)が乱れる事によって肌の一番外側にある角質が異常をきたして皮脂が詰まりやすくなってニキビができてしまうことが多いです。
もちろん大人ニキビでも皮脂が原因の事もありますが、傾向としては角化異常の場合が多いため、大人ニキビは顎などのフェイスラインにできる事が多いのです。
<ホルモンバランスが崩れるのは次のようなとき>
・ストレス
・食事
・睡眠不足
・黄体ホルモン(女性の場合)
思春期ニキビの原因にも大人ニキビの原因にもなる乾燥
先ほどお伝えした「肌の乾燥」というのは実は大人ニキビの原因でもあり、思春期ニキビの原因にもなります。特になんらかの原因によってニキビができたタイミングで、間違ったニキビケアをしてしまった場合、この「乾燥」を引き起こす可能性が非常に高くなります。
というのも間違ったスキンケアによる肌へのダメージは数ある肌の乾燥の原因の中でも大きな要因だからです。
肌は過剰なスキンケアや間違ったスキンケア、紫外線など何らかのものによってダメージを受けると、本来持っているバリア機能や水分保持機能が失われます。その時にきちんと「保湿」などをして肌のケアをしなければならないのですが、そのケアを怠ってしまうと肌はその機能を回復する事ができず乾燥した状態となってしまうのです。
乾燥の原因となる間違ったスキンケアや紫外線、肌への刺激などは大人も子供も関係なく日々生活していれば必ずある事なので、思春期・大人問わずニキビの原因となります。
ニキビを改善するためには
ここまでニキビの原因を長々とご説明してきましたが、ちょっと複雑で良く分からないという方もいると思います。「結局のところニキビ治すにはどうすればいいの?」と言う事をまとめたいと思います。
<ニキビを改善するための2STEP>
①ニキビが出来にくい肌環境を作る
②出来てしまったニキビを収める
ニキビをどうやって改善すればいいか?その答えはたったこの2つです。
①ニキビが出来にくい環境を作る
これはどういう事かというと、ここまでの文章の中でいくつか出てきた「ニキビができる原因」を作らないと言う事です。
つまり「肌を乾燥させない」「皮脂を過剰に分泌させない」「角化異常を起こさせない」シンプルにこの3つの事です。
この3つの事が達成されていればニキビが出来る環境がなくなるので、ニキビは出来なくなります。
②出来てしまったニキビを抑える
①の「環境を作る」で、ニキビが出来る環境はなくす事ができますが、すでにニキビが出来てしまっている場合はそれらのニキビを消す事も重要です。
そしてニキビを消すためには「ニキビが出来にくい環境を作る」と言う事と「すでに出来ているニキビの炎症を抑える」という事が重要です。
ニキビの改善にプロアクティブ+はどのように働くのか
ではここまでご説明してきたニキビの原因と改善に対してプロアクティブ+はどのように働くのかご説明していきたいと思います。
何となくプロアクティブというと思春期ニキビみたいなイメージを持っている方が多いのですが、それは間違いで結論から言ってしまえば思春期ニキビにも大人ニキビにも有効です。
洗顔で不要な皮脂を取り除く
プロアクティブ+の基本的な3STEPセットの中に含まれているスキンスムージングクレンザーという洗顔料にはサリチル酸とソフトスクラブが含まれていて、それらが上手に作用し余分な皮脂を取り除きます。
スクラブは肌に悪いイメージを持っている方もいますが、プロアクティブ+に入っているスクラブはその名の通りソフトできめ細かいので肌への負担が少ないです。また、使い方のページも見ていただくと良いですが、プロアクティブ+の洗顔では肌をこする事はしません。肌に乗せて洗うだけで効果があるので、スクラブの持つ悪いイメージとは全く違う効果を得る事ができるハズです。
皮脂の分泌を抑える
また同様にプロアクティブ+の3STEPセットに含まれているスキンブライトニングハイドレーターというクリームにはビタミンC誘導体という成分が多く含まれていて、これが肌の調子を整えてくれたり皮脂の過剰な分泌を抑えてくれたりします。
角化異常を改善する
そしてプロアクティブ+は大人ニキビの主要な原因である角化異常(角質肥大)にも有効に働きます。
角化異常とは肌のバリア機能の低下やターンオーバーの乱れによって皮膚の一番外側にある角質と呼ばれる層が厚くなってしまう事ですが、プロアクティブ+の洗顔であるスキンスムージングクレンザーに配合されているサリチル酸は古い角質を溶かして柔らかくするという作用もあります。
という事はつまり、厚くなってしまった皮膚の角質を溶かして取り除いてくれる事で皮脂が詰まりにくくなりニキビの発生を防ぐ事ができます。
サリチル酸がニキビの原因菌に作用
ニキビ原因菌に直接作用するサリチル酸は殺菌効果があり、治りにくいニキビにも有効に作用
そしてプロアクティブ+の特徴は何と言ってもこのサリチル酸が3STEPのすべての製品に含まれているという事ですが、このサリチル酸は殺菌・抗菌作用を持っています。
つまり、毛穴に皮脂が詰まって炎症を起こしニキビになってしまったとしてもこのサリチル酸がニキビの原因菌にアタックして炎症を抑えてくれるのです。
最近よくあるニキビケア用品では、こういったニキビの原因菌に直接作用する成分を含んでいる事はあまりありません。
しかし出来てしまった頑固なニキビにはサリチル酸のように直接作用する成分がないと治らないと私自身の経験から考えています。
これまで色々な商品を試してみたけど効果がなかった、、そんな人は多いと思いますが、その原因はこういったサリチル酸のような有効成分がなかったからかもしれません。
ちなみにサリチル酸は殺菌作用があるので、使いすぎると逆に肌本来の持つバリア機能を低下させる可能性もあるので、洗顔は2日に1回にするなど自分の肌に合わせた使い方をするのが重要です。
使い方に関しては敏感肌の人のためのプロアクティブプラスの使い方【保存版】参考にしてみてください。
肌の乾燥に対しては手薄なプロアクティブ
ここまでお伝えした通り、プロアクティブプラスはニキビに対して様々な有効性を持っていますがニキビが出来てしまう原因の「乾燥」に対してはあまり充実していません。
そのため、私は「乾燥」対策に関してはプロアクティブ以外の製品を使った対策をオススメしています。これに関しては敏感肌の人のためのプロアクティブプラスの使い方【保存版】という記事で細かく解説しています。
正直プロアクティブは個人的にこの「乾燥」というところをもっとケア出来れば完璧なニキビケア用品だと思うのですが、この「乾燥」をケア出来ていないがために「合わなかった」「ニキビが増えた」などとプロアクティブの効果を得られなかった方もいます。
逆に言えば「乾燥」以外のところでは、ニキビの改善にこれほど適したケア用品はなかなかないと思うので、ぜひ一度使ってみていただきたいと思っています。
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プロアクティブ+の口コミ評判が悪いのは理由があった!?知っておきたい正しい知識
まとめ
この記事ではニキビの原因と、ニキビに対してプロアクティブ+がいかに作用するのかご説明してきました。ニキビの原因は肌の乾燥、皮脂の過剰分泌や角化異常によって毛穴に皮脂が詰まり菌が繁殖してしまう事です。
それに対してプロアクティブは皮脂の過剰分泌に対しても角化異常に対しても、そしてできてしまったニキビに対しても3つの製品で総合的にアプローチする事でニキビの改善につなげる事ができます。
特になかなか治らないニキビというのは思春期ニキビと大人ニキビの原因が混ざり合ったような複雑な原因によって起こっている可能性もあります。そういったニキビに対してはプロアクティブ+のように総合的にアプローチできるニキビケアがオススメです。